◆主要指標の動き
PSEi (フィリピン証券指数)-上場会社、上位30社の株価を指数化した数値
※証券コード【FMETF】にて購入いただけます。
Volume(Php M)- 総成立取引量
※単位 百万フィリピンペソ
例)5,278 は 52億 7,800万 ペソとなります。
Forien Transactions ‐ 外国人取引量
※単位 百万フィリピンペソ
◆注目株
Index Movers (PSEI)– PSEi (フィリピン証券指数)内の会社の中でのランキング
All Shares – すべての株の中でのランキング
Net Foreign Transactions – 外国人の取引の中におけるランキング
Top gainers – プラスで動いた会社
Top Losers – マイナスで動いた会社
◆現地市場に関して
【 全体市況 】
フィリピン現地市場は、歴史的な原油関連の下げと、コロナ対策のための『都市封鎖』の起源が 5月 15日まで延長されたという決定を受け、先週は下落気味で終了しました。
また、外国人投資家は、9週連続で売り越しています。
◆アメリカ・国際市場に関して
アメリカ市場は、否定的な原油価格を受け、下げ傾向で終了しました。
今回の原油価格では、原油生産者は、トレーダーにお金を支払って原油を売るという逆ザヤ減少が起きています。
しかし、週末に近づくに従い、原油価格も復調傾向にあり、また、上院議会で 48憶 4000万ドルの、経済対策敬次もあり、おいじてぃぶな印象を受けます。
◆その他、経済関連
〇 中央銀行は、フィリピン経済は 0.2%のマイナス影響があるだろうと予測している
〇 小規模の食品関連(レストランなど)の再開が急がれる
〇 DOST (Department of Sience and Technology 日本で言う科学技術庁)はココナッツオイルがコロナウィルスに効果があるか?注目しています。
〇 S&Pはフィリピンの失業率を 6.8%まで引き上げました
〇 パンデミック後の 1兆 3000憶ペソ( 約 2兆 6,000憶円)規模の経済対策が検討されている
◆私見・まとめ
今週にかけては、原油価格が世界に大きな影響を与えました。先物市場の原油価格がマイナス値であったことが大きなインパクトを与えています。
原油価格の下落は、同時に市場へ提供されるガソリン価格等にも影響を与えます。これは、運輸、航空、流通関連へはコストの削減へと同時につながる事でもあります。
航空関連株は一層判断が難しい状況だといえるでしょう。
フィリピン市場においては、やはりDutelte政権が、米、日と同じく、フィリピン証券市場への中央銀行の介入を強く要望しており、例えばコロナ以前の株価を、すでに超えて推移している会社もあります。
現在、小売り関連に関しては、フィリピンでは都市封鎖が行われている関係、また、ロックダウンの期限がいつになるかわからないという点、と言う事で下げたままになっている上場会社もあります。
アフターコロナの経済対策によって、今後のフィリピン市場は大きく左右されることになるかとは思いますが、現検討されている 1兆 3,000憶ペソ という規模をどう見るのか?というところでしょうか?
それでは、今週はこの辺で。
また、次回お会いしましょう。