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6月 15日 IPO予定 MerryMart について

6月 15日 上場予定  MerryMartについて

 

英語版ファクトシート
(こちらより英語版ファクトシートをダウンロードいただけます。)

 

5月 22日より、AB証券様において口座開設が終了している方には、順次、このようなメールが届いていいるかと思います。

 

 

下記、IPO予約を開始した企業( MerryMart )に関しての、レポートの和訳と私見になります。

 

Merry Mart Consumer Corp. 【MM】について

 

MerryMart(以下MM)は、家庭必需品やスーパーマーケットなどの小売業にフォーカスした企業となります。
それぞれの顧客に対応する為、MMグローサリー、MMマーケット、MMストアと様々な業態を展開しています。

 

次の小売業のプレーヤー

実施領域

MerryMart(以下MM)は、家庭必需品やスーパーマーケットなどの小売業にフォーカスした企業となります。
それぞれの顧客に対応する為、MMグローサリー、MMマーケット、MMストアと様々な業態を展開しています。

 

攻めのフランチャイズ拡大プラン

MMはフランチャイズビジネスを拡大し、顧客拡大を計画しています。これはフランチャイズ管理者にとっても参加者にとっても、例えば、大量購入による仕入れコストへの影響など、両方が金銭的にもオペレーション敵意も有益になるようなプランと考えています。

業界の概観

スーパーマーケット/ハイパーマーケット/ディスカウントストア/業務スーパー をまとめた業種の成長率は2013-2019年までで、8.57%上昇しています。(Euroモニター社調査による)

コロナ以前での数字ではありますが、コロナ前には 2019-2024年には 6.81% 上昇と予想されていました。

 

大株主について

MMの大株主である、Injap Investments Inc. (III)は MangInasal (フィリピン料理ファーストフードチェーン)と Double Dragon (不動産開発業者)の共同創始者でもあります。MangInasalはフィリピン国内に 7年間で 600店舗という成長を遂げており、IIIはそのうち、338店舗の拡張に関してリードする役割を果たしました。

 

申請された計画について

MMは上場にて、15憶ペソ(約 30憶円)を目標としており、その資金は店舗ネットワークの拡大に付随する関連設備、初期運転費用に充てられる予定です。他、約 2億2000万ペソは配送センターの確保へ投資される予定です。

MMは、2025年までに、支店のサプライチェーンのすべてを自社の配送センターで賄う事を中間目標としています。

 

 

 

 

会社概要:

MMは、2009年に最初の2つの支店を開店し、現在は 7店舗まで拡大しています。
同社は MerryMart Grocery、 Merry Mart Market 、 Merry Mart Store と3つの形式を持ち、効果的にターゲット顧客にアプローチする戦略をとっています。

MMの店舗はワンストップサービス(食料品、パーソナルケア用品、衣料品まで)で展開されているため、顧客へ独自の商体験を提供できると自負しています。

 

Merry Mart Grocery について:
Grocery(食料品マーケット)は、低所得者から、中所得者までを対象としたスーパーマーケットの展開になります。
20,000 点以上の商材が販売されており、価格も競争力が高い商材を取り揃えています。

従来の他社のスーパーマーケットがこちらのフランチャイズに参加することを可能とします。

Merry  Mart Market について:
こちらは、各地区での中心街で展開する、中~高所得者向けの販売形態となります。
こちらでは従来のGrocery店舗で展開する20,000点のアイテムの他、10,000点以上の輸入商材や、高額商品などの扱いも行います

この販売形態は、その特殊bな品ぞろえの為、フランチャイズ展開はしない予定です。

 

MerryMartStoreについて:
こちらは多くの顧客層に約30,000点のアイテムを販売する形式で、フランチャイズ対応可能です。

 

私見

 

 

※S&P 500内の、FT(フィナンシャルタイムス)の収益予想に歌いしてのプラス・マイナス(青がプラス、赤がマイナス)
Retail (小売り)に関しては、勝ち負けが明確になっている傾向が顕著

 

量販は不透明感が強い印象

 

2020年、フィリピン証券取引所には、6社の IPO が予定されています。(2020年 5月現在)
ただし、この予定の多くは、現在のコロナの影響が世界的に席巻される前からの予定となります。

欧米、日本でも IPO の予定が延長になった。というニュースや、今年は IPO に関しては慎重になるだろうと、世界的にも言われていた中での IPO となります。

個人面談をすでに終えられた方々の中には、現在のマニラの都市封鎖(ロックダウン)がどのような状況なのか?もお伝えしている通りで、正直、【小売業】というところで、業界全体が今後大きく動くことがあると考えております。
(ソーシャルディスタンスの徹底、ワクチンの時期、フィリピンの国際的な立場の中でのワクチンの確保などが影響してくると考えます)

IPO に関しては、過去のIPOされた業者は初期設定価格に対して、ほとんど値を上げております。
が、今回は小売業である点から、個人としては購買しない予定です。

ただし、あくまでも私見ですので、ご参考程度に。とお考え下さい。

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